「世界一のトイレ」から始まるおもてなし ギャラリーTOTO

成田空港のトイレ
おもしろそうです。

プレスリリース
http://www.toto.co.jp/company/press/2015/01/08_2.htm

設計者へのインタビュー
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20150216/692110/?P=1

――「日本らしさ」を日本人が考えた時、わびさびといった静かで簡潔なデザインを想像しがちです。実際、外国人は日本にどのようなデザインを求めているのでしょうか。

クライン 日本文化には寺社仏閣のような静かで繊細なイメージがあります。自然との調和などもそうです。ただ、京都のお寺ばかり見ていても疲れてしまいますよね。新しさがないですから。実は、日本人は新しいものが好きですよね。自己反省して海外に向けて表現することを抑えがちなので、目立たないことが多いのですが、カラフルで大胆な文化がある。着物のデザインなんかそうですね。

 訪日外国人もそうしたオン・ザ・エッジ(最先端)に目を奪われます。例えば、キットカットのわさび味。こんな味付けは海外では見たことがありません。エレクトロニクスの技術だって古くはソニーの「ウォークマン」から始まり、幾つも世界初のテクノロジーを開発してきた。そうした技術を生み出す日本はどんな国か。日本で新しく、大胆な発想を見たいと願っている訪日外国人は多いはずです。だからこそ、成田空港のトイレも大胆なデザインにしました。

 日本は見せ方が上手くない。例えば、アニメーションは世界的に有名なのに、まとめてその歴史や最新情報を一覧で見せてくれる施設がない。中国のコミック・ミュージアムのほうが日本より早いくらいです。秋葉原に行けばいいというけど、体系的に日本文化を体験できるような施設、仕組みをつくらなければ、外国人には伝わらないでしょう。ロボット、クルマ、アニメなど日本には見せるべき技術や文化はたくさんあるじゃないですか。

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