出国直前、引越し真っ最中で散らかった家に、陶芸家の友達が来てくれた。
彼女が私に渡したのは、素焼きのお皿と陶芸用のクレヨン。
5枚のお皿に、私と子供たちで好きなように絵付けしてほしいとのこと。
このクレヨンなら子供でも簡単に出来るからとわざわざ用意してくれたのです。
凄く割れやすいから気をつけてと言われていたけど、5枚中2枚割ってしまった。
それでも彼女は、
成功も失敗もないし、割れたら割れたで良いの。
と、素敵なアドバイスをくれました。
しかも、焼きあがったらお皿をロシアに送ってくれるそうです。
お金もかかるし、いつになるか分からないから、帰国したら取りに行きますと言ったんだけど、
私はこのお皿に旅をさせてあげたいの。
割れてもいいし、届かなかったらそれはそれで良いと思わない?
と嬉しそうに語る彼女。
素敵過ぎませんか?